実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】60代/脳梗塞/右麻痺(左利き) リハビリによる改善事例のご紹介
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
床から立ち上がることが可能となった。寝起きがスムースに行えるようになった。
改善内容
達成した目標
床から立ち上がることが可能となった。寝起きがスムースに行えるようになった。
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳梗塞
- 具体的な症状
- 右片麻痺
- 年代・性別
- 60代・女性
- 発症からの期間
- 1年
- リハビリ期間
- 1回(床からの立ち上がり、寝起きを目標としたリハビリを各1回ずつ実施。)
- リハビリ目標
- 床から立ち上がることができる。寝起きが腰痛なくスムーズに行える。屋外歩行が安定し買い物などが楽しめる。
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 脳梗塞(右片麻痺)を発症される。(左利き)
- 回復期病院を退院後、介護保険サービスにて近隣の施設でのリハビリを継続していた。
- 歩行や寝起きがスムーズに行えない、歩行時にふらつき長い距離が歩けないといった後遺症が残っていた。肩こりや腰痛も時折あった。
- 静岡新聞にて当施設を知り、利用に至った。
初回体験時の状況
- 日常生活動作は概ね自立している。
- 歩行や寝起きの動作が素早く行えなかった。寝起きの際に腰痛が伴いやすく、歩行時は右に傾いてふらつく傾向がみられた。
- 発症前は床で過ごすことが多かったが、発症後から床から立ち上がることができなくなった。
- 発症後から肩こりが強く続くようになった。
リハビリ内容
- 胸郭が固く、体幹の筋が短縮していた。その結果、肩関節周囲が固くなりやすく、手も挙がりにくい状況につながっていると考えた。
- 胸郭の可動性や体幹の筋の長さを引き出すことで、体幹を伸ばしやすくなり、肩こりも軽減していった。
- 体幹が伸びやすくなると、股関節周囲の筋が働きやすくなり、立位でも脚で支えている実感が増えた。
- その結果、床から立ち上がる、寝返りがスムーズに行えるための、体幹、股関節周囲の使い方が徐々に行えてきた。
改善内容
- 床から立ち上がることが可能となった。
- 寝起きがスムーズに行えるようになった。
担当セラピストのコメント
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。
脳梗塞後遺症によって姿勢をつかさどる筋が上手く働くことができないと、立ち座りや寝起きでも手に頼りやすく、さらに姿勢の筋は弱くなってしまいます。
胸郭の固さは発症前からあったと推測されますが、上記のような問題によって、さらに胸郭の固さが助長したのではないかと考えています。
筋肉は関節の可動性がないと働くことが難しくなります。現在60日リハビリプログラムを実施中で、今回はその中の1回のリハビリ前後の変化を紹介させて頂きました。