実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】50代/脳梗塞/右片麻痺 リハビリによる改善事例のご紹介
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
小走りが可能となった。階段がスムーズに降りれるようになった。
改善内容
達成した目標
小走りが可能となった。階段がスムーズに降りれるようになった。
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳梗塞
- 具体的な症状
- 右片麻痺
- 年代・性別
- 50代・男性
- 発症からの期間
- 3年
- リハビリ期間
- 1回(60日リハビリプログラム実施中)
- リハビリ目標
- 小走りが可能となる。階段が安全に昇降できる。右肩の痛み、腰痛が軽減する。
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム(進行中)
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 脳梗塞を発症し、右片麻痺となった。外来を中心にリハビリを継続していた。
- これまで様々なリハビリを受けてきたが、肩・腰の痛みや麻痺の改善をなかなか実感できなかった。
- 歩行や寝起きがスムーズに行えない、歩行時にふらつき長い距離が歩けないといった後遺症が残っていた。肩こりや腰痛も時折あった。
- ホームページにて当施設を知り、無料体験会に参加、効果を実感し、利用に至った。
初回体験時の状況
- 歩行時に腰痛がみられ、長距離歩行が難しい状態であった。
- 右足首が固く、歩行時につま先が引っかかりやすい状態であった。右足で支える際に腰痛が強まる様子がみられた。
- 右肩を挙上していくと、肩の痛みが生じやすい状態であった。軽度の亜脱臼もみられた。
- 右手を動かすことに恐怖感があった。
リハビリ内容
- 右足首の固さは、特にふくらはぎの筋肉の働きを促していくことで、徐々に改善がみられてきた。
- 足裏で支えている実感が増えてくると、股関節周囲の筋肉の働きが増えてきた。 その結果、腰の背骨を選択的に動かしやすくなり、腰痛が軽減した。
- また、股関節周囲が安定してくると、体幹全体の伸展活動が増えてきた。 その結果、右肩甲骨周囲の筋肉が働きやすくなり、亜脱臼が改善してきた。
- 亜脱臼の改善によって、右肩の痛みが軽減し、右手を動かすことの恐怖心がみられなくなってきた。
改善内容
- 右肩の痛み、腰痛が軽減した。
- 小走りが可能となった。
- 階段の上り下りがスムーズに行えるようになった。
担当セラピストのコメント
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。
身体の神経システムから考えた際、足の支えが良くなると、同側の体幹が良くなります。治療前は足部の関節が非常に固く、足部をバランス戦略として使うことが苦手な状態でした。足部をバランス戦略として使えない場合、主に股関節でバランスをとることが増えます。そのことが体幹の働きを阻害し、腰痛や肩の痛みに影響していたと思われます。痛みの主となる要因は、痛みがある場所以外に存在していることはよくあります。痛みや麻痺のリハビリには、身体全体の姿勢のコントロールの特徴を分析することが重要だと改めて感じました。
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