実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】60代男性/脳梗塞/左片麻痺 リハビリによる改善事例のご紹介
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
肩の痛みが軽減した。服(上衣)の着脱、洗体動作がスムーズに可能となった。
改善内容
達成した目標
肩の痛みが軽減した。服(上衣)の着脱、洗体動作がスムーズに可能となった。
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳梗塞
- 具体的な症状
- 左片麻痺
- 年代・性別
- 男性
- 発症からの期間
- 1年
- リハビリ期間
- 1回(60日リハビリプログラム 16回のうちの1回)
- リハビリ目標
- 肩の痛みが軽減する。服(上衣)の着脱、洗体動作がスムーズに可能となる。
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム(進行中)
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 脳梗塞を発症し、左片麻痺となった。
- 入院中から左肩の痛みが強く、退院後も悩まれていた。
- 左片麻痺に伴う肩の痛みによって、左手を生活動作でうまく使えていなかった。
- チラシにて当施設を知り、無料体験に参加、利用に至った。
初回体験時の状況
- 日常生活動作は概ね自立しているが、ほとんどの生活動作を右手のみで行っていた。
- 左片麻痺に伴う肩の痛みが強く、左手を上げることが難しかった。
- 左手で握る力も弱弱しい状態であった。
- 服(上衣)の着脱、洗体動作といった手を上げて使用する生活動作がうまく行えていなかった。
リハビリ内容
- 左肩甲骨周囲の働きが弱いため、左手に合わせた肩甲骨の動きがほとんどみられていなかった。
- 胸郭がの固さが、さらに左肩甲骨の働きを阻害していた。
- 股関節周囲の働きを増やしていくことで、胸郭の可動性が改善しやすくなることがみられた。
- 左肩甲骨周囲の働きを促すことで、徐々に左手に合わせた肩甲骨の動きがみられ、肩の痛みが軽減してきた。
改善内容
- 左肩の痛みが軽減した。
- 服(上衣)の着脱、洗体動作が左手も使用して可能となった。
担当セラピストのコメント
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。
脳梗塞片麻痺に伴う麻痺側の肩の痛みは多くの方が悩まされる症状かと思います。片麻痺になると肩甲骨周囲の働きが得られなくなり、亜脱臼が生じたり、肩の痛みにつながりやすいです。
また元々の胸郭の固さが、さらに左肩甲骨周囲の働きを阻害していたと思われます。肩の痛みが続いていると、生活で麻痺側の手を使用することが極端に少なくなるため、麻痺が改善しにくくなります。今回肩の痛みを改善するだけでなく、服の着脱や洗体動作に必要な構成要素を踏まえて、リハビリを行ったことが改善につながったと思われます。
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