実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】40代/脳梗塞/右片麻痺 リハビリによる改善事例のご紹介
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
右足の支えがしっかりした。歩く際に、右足が引っかかりにくくなり、歩きやすくなった。
改善内容
達成した目標
右足の支えがしっかりした。 歩く際に、右足が引っかかりにくくなり、歩きやすくなった。
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳梗塞
- 具体的な症状
- 右片麻痺
- 年代・性別
- 40代・男性
- 発症からの期間
- 10か月前
- リハビリ期間
- 90分1回の治療にて(60日リハビリプログラム実施中)
- リハビリ目標
- 復職のために、屋外歩行が安定して行える。
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム(進行中)
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 脳梗塞を発症し、右片麻痺となった。
- 病院のリハビリを経て、なんとか杖で歩けるようになったが、右足が床に引っかかりやすく、不安定であった。
初回体験時の状況
- 右足の支えが弱弱しく、右足が床に引っかからないよう注意が必要だった。
- 屋外で歩くことは可能だが、装具と杖を必要としていた。
- 立っている姿勢が、右に崩れていた。
- 歩いている姿勢も右に崩れ、右手をバランスをとるために固定していた。
リハビリ内容
- 左の股関節と体幹の状況を改善すると、左右対称な立位に近づいた。
- 右足部は腓腹筋の状況を整え、筋肉の働きを増やしていくと、右足部が若干上がりやすくなってきた。
- 立位が改善すると、歩いている時の右足の支えがよくなり、右足の引っかかりやすさも軽減した
改善内容
- 立っている姿勢が左右対称に近づいた。
- 歩く際に、右に崩れにくくなり、右手が振れるようになった。
- 歩く際に右足が引っかかりにくくなった。
- 歩行スピードが向上した。
担当セラピストのコメント
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。
例え屋外歩行が自立されている方であっても、普段から杖と装具を使用し続けるとそれに頼ってしまい、本来持っている機能を生かすことが難しくなってしまいます。今回も、麻痺の無いはずの左の手足が過剰に頑張って過緊張になっており、歩くときに右足で支えることや、右足を振り出すことがかえって難しくなっていました。左の股関節や体幹の状況がよくなることで過緊張状態から解放され、そのことが右足で支えたり、右足を振り出す働きを増やしたんだと考えられます。