実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】脳梗塞 右片麻痺の改善 右手の動きが改善し、ハサミの操作が楽になった。
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
右手の動きが改善し、ハサミの操作が楽になった
改善内容
達成した目標
脳梗塞の後遺症である右片麻痺の改善により右手の動きが改善、ハサミの操作が楽になった
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳梗塞
- 具体的な症状
- 右片麻痺
- 年代・性別
- 40代・男性
- 発症からの期間
- 約8か月
- リハビリ期間
- 90分1回のリハビリを実施(60日リハビリプログラム実施中)
- リハビリ目標
- 1.右手が楽に動かせるようになる 2.裸足で歩けるようになる
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム(進行中)
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 8か月前に脳梗塞を発症、右片麻痺となった。
- 急性期病院・回復期病院でリハビリを継続して行った。
- 歩行可能となり自宅へ退院できたが装具を使用していた。
- 回復期病院で同室だった方が脳梗塞リハビリBOT静岡を利用、その方の紹介で脳梗塞リハビリBOT静岡を知った。
初回体験時の状況
- 右の脇の下やお腹周りの筋肉が短縮しており右手を挙げようとすると右の体が伸びず挙げにくかった。
- 右手指の分離した動きができなかった。
- 歩く時に右足で蹴ることができなかった。
- ハサミを操作すると左手で過剰に頑張ってしまう。
リハビリ内容
- 右の脇の下やお腹周りの筋肉の長さを引き出すことで右手が挙がりやすくなった。
- 右手指の動きを引き出した。
- 右のふくらはぎの筋肉の可動性を引き出した。
- ハサミの操作を練習する中で両手が協調して動くことを促した。
改善内容
- 右の脇の下やお腹周りの筋肉が長くなり右手が挙がりやすくなった。
- 右手指の分離した動きが可能となった。
- 右のふくらはぎの筋肉が長くなり右足で蹴ることが可能となった。
- ハサミ操作の中で左手が頑張らなくなった。
担当セラピストのコメント
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。
症例は右手指の動きの悪さや右手の挙げにくさを感じておりましたが、評価すると右のお腹割りや脇の下の筋肉が短くなっており、その影響を強く受けていました。右の体が伸びやすくなることで、結果として右手が挙がりやすくなり、右手の分離した動きにつながりました。また、実際にハサミを使う練習をする中で左手を過剰に使用することをやめて、両手が協調して動けるようになりました。