お客様インタビュー
脳梗塞リハビリBOT静岡をご利用いただいているお客様にインタビューを行いました。
発症の経緯や現在のリハビリの状況について、お客様の生の声を掲載しています。
70代女性 脳梗塞 左片麻痺 自己管理で口の痺れが軽減、ほとんど気にならなくなった
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
70代女性 脳梗塞 左片麻痺・左手が動かない(親指でつまめない)・左の口が痺れる・車いすに座っていると体が左に傾きおしりが痛い
職業 | 主婦 |
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具体的な症状 | 左片麻痺1.左手が動かない(親指でつまめない)2.左の口が痺れる 3.車いすに座っていると体が左に傾きおしりが痛い |
お客様の希望 |
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治療の成果 |
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発症からの期間 | 1年 |
ご利用プラン | 60日リハビリプログラム |
脳梗塞を発症した経緯を教えてください。
職業は以前に農家をしており、腰が曲がってしまい、杖がないと立つのが大変なので歩くときには杖を使っていました。趣味は旅行、ドライブ、俳句と友達と出掛けることが好きでした。脳梗塞を発症してちょうど1年くらいになります。発症前日は体がだるく左足を引きずっており、次の日の朝に起きてトイレに行こうとすると左の手足が思い通りに動かなくなっていました。脳梗塞を疑い病院に相談するとすぐに受診をするように言われ救急車を呼びました。最初は梗塞が小さく10日程で良くなると言われました。入院して3日間は手足が動いていたのですが、4日目に急に動かなくなってしまいMRIを撮ると梗塞が広がっていました。すぐに良くなると思っていたのでとてもショックでした。今思うと4か月程前から少しよだれが出ていたので兆候が出ていたのかと思います。3か月ほど回復期病棟でリハビリを頑張って杖で歩けるようになりました。ですが、病室を杖で歩いている際に後ろを振り向いたときに転んでしまい左大腿骨を骨折してしまいました。さらにその後すぐに心臓の病気も患ってしまいました。骨折するまでは杖で歩けるまでに回復しましたが、骨折と心臓の病気の影響でまた歩けなくなってしまいました。
回復期病院内でのリハビリはいかがでしたか?
脳梗塞後の回復期病棟では、良い先生に担当していただきました。その先生のリハビリは他の先生と違い筋肉だけを鍛えるだけでは良くならないよ、体幹がしっかりすることが大事と教えてもらいました。歩行の段階を考慮したリハビリをして頂け杖で歩けるまでに回復しました。手のリハビリはほとんどやらなかったです。その後、左大腿骨の骨折と心臓の病気を患ったことでリハビリはしましたが4点杖の歩行となってしまいました。車いす上では姿勢が左に傾き、常に左足が外に倒れた状態となってしまいました。
施設入所されてからどんな困りごとがありましたか?
脳梗塞を発症して8か月後に施設に入所し、施設内生活は、車いすと4点杖を使って自分のことはできたので特に困っていなかったです。ですが、施設に入所したという悲しみと手が動かなかったのが寂しかったです、車いす上での体の傾きと左足が常に外に倒れているのも気になっていました。療法士さんが月に1度リハビリをして頂けるのですが、もっとリハビリをしたい、やっぱりリハビリをしたいという思いがありました。息子が脳梗塞リハビリBOT静岡をインターネットで見つけてくれて、ぜひリハビリをやれるならやりたいと思い連絡を取りました。
脳梗塞リハビリBOT静岡のリハビリはいかがですか?
熱心にやってもらえ嬉しかったです。脳梗塞後の回復期病棟のリハビリで体幹が大事と教えてもらっていたので、BOTでも手のために体幹のリハビリが大事だと教わり、前の先生と同じで体幹を考えてくれているのが嬉しかったです。また、BOTでは手を良くするためには足のリハビリも大事だと教わり、いくら手ばかりをやってもだめなんだなと改めて全身の繋がりを感じました。まだまだ座っている状態では、手は思う様に動かないですが寝ている状態では手を挙げた状態で保つことができるようになってきました。
脳梗塞リハビリBOT静岡での治療完了後はいかがですか?
姿勢が良くなり左足が外に倒れるのが減り、右手で左手を助けて挙げるのが挙げやすくなり、指の硬さが軽減しました。財布を使用するときには親指でつまみながら他の4本の指を伸ばした状態でチャックの開閉ができるようになりました。また、俳句の本も左の親指でおさえて読むことができるようになりました。姿勢が良くなったことで他にも良いことがありました。車いす上でおしりが痛くなることがなくなりました、車いすが苦でなくなったのでとてもうれしいです。また、左足の太ももの裏の筋肉がブヨブヨでしたが、肉付きが良くなり左足が力強くなったことで日向ぼっこするときに窓の鍵が開けやすくなりました。トイレのズボンの着脱もやりやすくなりましたね。施設にはトイレがいくつかあり、以前は4点杖でトイレに行っていたのですがそこは床が汚れてることが多く車いす用のトイレに行くしかなくなっています。車いす用のトイレでは乗り移りが大変でしたが楽になりました。口の痺れがあり、まだたくさんお話をすると口がぎこちないのは残っていますが、管理方法を教えてもらい今は生活の中ではほとんど気にならなくなりました。
今後の目標を教えて下さい。
脳梗塞の後遺症というのは簡単に良くなるものではないけど、継続していけばもっと良くなるんじゃないかと感じました。少しずつですが手が動いてきているのであきらめないで手を使っていきたいと思います。背中が曲がっており、左足も骨折しているので時間はかかるとは覚悟はしていますが、今後の目標はもう少し手を良くしてグーパーができるようになりたいです。今後もBOTを継続できることになったので、またチャレンジができると思うとうれしいです。
脳梗塞の後遺症改善をご希望の方へ
脳梗塞リハビリBOT静岡では脳梗塞の後遺症改善のためのさまざまなメニューを用意しております。90分体験プログラムでその効果を感じて頂くのが最もおすすめの方法ですが、まずは一度相談を、という方には「専門家への電話相談」というサービスをご用意しております。以下フォームから必要事項をご入力頂くと、脳梗塞リハビリBOT専属の理学療法士から折り返しご電話をさせていただいております。ぜひお気軽にご利用下さい。
※インタビューの内容は個人の感想です。
この記事の監修者
保本 夢土
理学療法士
経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。