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2023.06.15 脳梗塞関連グッズ

足のむくみ(浮腫)におすすめな高齢者用靴下

保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

足のむくみ(浮腫)におすすめな着圧ソックス

昨今の新型コロナウィルスの影響で身体的な活動量が減りやすいご時世になりました。それに伴って、足の筋肉やその働きが弱まり、足にむくみが出始めた方、むくみに悩まれている方は多くいらっしゃると思います。また病気や脳梗塞後の麻痺の影響で足がむくみやすく、悩まれている方も多くいらっしゃると思います。足にむくみが生じると、歩く際に足がいつもより重く感じたり、靴がきつくなってしまったり生活に支障を来たす場合があります。
このような足のむくみを防ぐには、「むくみ防止専用の靴下」が効果的です。一概に靴下と言っても様々なタイプや種類があるため、既に商品を探されている方は「自分にはどれを合っているのか?」悩んでしまいます。そこで今回は理学療法士がご自身にあった靴下の選び方について、紹介していきます。また最後に着用する上での注意点や買い替えのタイミング、手入れの方法も紹介していますので、今後の参考にしていただければ幸いです。

目次

・むくみ(浮腫)が生じるメカニズム
・足のむくみ防止の靴下・着圧ソックスでむくみを防ごう
・足のむくみ防止の靴下・着圧ソックスの種類と選び方
・足のむくみ防止の靴下・着圧ソックスを着用する際の注意点
・買い替えるタイミングとお手入れの方法
・むくみが気になる場合、防ぎたい場合は専門家に相談しましょう
・足のむくみ防止の靴下・着圧ソックス 商品一覧

むくみ(浮腫)が生じるメカニズム

むくんだ足

むくみとは、血流の滞り・身体の水分・リンパ液・老廃物等が下へ下へと溜まっている状態のことを言います。一般的に足首周囲やふくらはぎ等を指で押すとへこむ場合は「むくみ」と言われています。むくみは立ちっぱなし・座りっぱなしで足の筋肉を使わない(動きが少ない)時間が長く続いたり、活動量の低下がきっかけとなり、筋のポンプ作用が働かずに更にむくんでしまうという悪循環が起こりやすくなります。また昨今のコロナ禍の影響で、外出を自粛したり仕事もリモートワークが増えるなど「おうち生活」の時間が増えています。それに伴って、足の筋肉の働きが弱まり、最近足のむくみが気になり始めた、以前よりむくみがひどくなったと感じている方も多くいらしゃいます。また、冷えから来るむくみも放置しておくと足がつりやすくなったり、身体の不調につながるケースもあります。「おうち生活」がまだまだ続きそうなご時世の今、足に生じたむくみを軽減させる方法として、むくみ防止の靴下や着圧ソックスが効果的です。

足のむくみ防止靴下・着圧ソックスでむくみを防ごう

むくみの軽減のメカニズム

病院、ドラッグストア、通信販売サイト等、さまざまな所で目にする機会が増えてきた着圧ソックスですが、多種多様な商品が販売されています。そもそもなぜむくみ防止の靴下や着圧ソックスの使用が「むくみの軽減」という効果を生み出しているのでしょうか?ここで、むくみ軽減のメカニズムについて紐解いていきましょう。

着圧ソックスの最大の特徴といえる事として「段階圧力設計」という製法があります。足に溜まった血液・水分・リンパ液・老廃物等を〈段階的に〉〈圧力をじんわりかけて〉〈下から上に向かって〉押し上げていく事が、着圧ソックスの目指すところとなります。具体的には、「足背(足の甲)や足底(足の裏)→足首→ふくらはぎ→膝より上へ」といった形で〈段階的〉に、かつ足先から膝方向へと〈上に向かって〉圧力をかけられるよう、部位によって糸の編み方を変える工夫がされています。このように程よく圧迫を加えながら、むくんだ足を元の状態へと戻していく手助けをしているのです。

また、むくみと併せてむくんでいる部位の皮膚の状態を観察してみましょう。パンパン・テカテカ・カサカサなど、人それぞれの症状がみられるのではないでしょうか。皮膚の改善の為にも、着圧ソックスを上手に利用し、むくみと皮膚の改善につなげていきたいですね。さらに、着圧ソックスの上にレッグウォーマーのような保温性のある物を併用すれば、むくみの大敵でもある冷え対策にも効果が期待出来そうです。では次は、着圧ソックスにはどのような種類があるか、サイズの選び方、目的に合わせた選び方等を解説していきます。

足のむくみ防止の靴下・着圧ソックスの種類と選び方

着圧ソックスを履く女性

むくみ防止の靴下・着圧ソックスを選ぶ際には「着圧力」「長さ」「着用する時間帯」「サイズ」など、さまざまな観点があります。実際に購入された方からは「購入してみたものの自分の足に合わなかった」「きつくて使用をやめてしまった」「商品が多すぎて迷ってしまう」そんな声がよく聞かれます。ここでは、前述の4つの観点に絞って解説をしていきます。目的に合ったちょうど良い物が見つかるよう、お手伝いをさせて頂きます。

着圧力の種類

衣類を着ている時に、その部分にかかる圧力の事を「着圧」といいます。その圧力を表す単位として○○hPa(ヘクトパスカル)と表記されています。mmHg(ミリエイチジー)という単位で表記している商品もあります。1mmHg≒1.33hPaです。着圧ソックスは「段階圧力設計」をしている物が多いので、足首周囲が強圧もしくは中圧となっている商品が多くなります。(商品説明として「足首は30hPa、ふくらはぎは20hPa」と部位別に表記されている物もあります。)

一般的には、強圧:30~40hPa、中圧:20~30hPa、弱圧:10~20hPaがおおよその目安となるでしょう。医療用は40hPa以上の物がありますが、こちらは下肢静脈瘤の患者様に処方される場合が多いものです。初めての方は、あまり強くない物から使用される事をお勧めします。

ソックスの長さの種類

着圧ソックスの長さにおいては「ハイソックスタイプ」「ニーハイタイプ」「骨盤タイプ(またはレギンスタイプ」という名称で大別されます。

ハイソックスタイプは、ふくらはぎをしっかりケアしたい方にお勧めです。膝まで届く長さがあるか確かめてから購入しましょう。寸足らずで、ふくらはぎの途中までしか届かないと、ふくらはぎに痛みを伴う事になりかねません。履き心地だけではなく、効果を得るためにも膝までの長さがある物を選択しましょう。

ニーハイタイプは、太もものむくみが気になる方にお勧めです。足の付け根(ももからお尻にかけての部位)には、リンパ節がありますので、リンパ液の流れをよくする効果もあります。

骨盤タイプ(レギンスタイプ)は、お尻からウエストまでも着圧するため、下半身全体のむくみが気になる方にお勧めです。着圧力は各部位で異なり、お腹を締めつけ過ぎない程度の作りになっていますが、ヒップラインからウエストまでが痩せて見える事もあり、ファッション向けとして女性に人気があります。むくみを取りたい為にきつ過ぎる物を選びたくなりがちですが、それは身体にとって逆効果です。この後に解説する正しいサイズの選び方や使用時間帯を守り、適切な使用方法でむくみの改善を目指しましょう。

サイズの選び方

ここでは下記の①~⑥のタイプ別に選択時のポイントも合わせて解説していきます。メジャーで自分の足を測定する時は、立った姿勢でメジャーが床に平行になっているか(斜めになっていないか)を確かめましょう。また、むくみが強くなりがちな夕方ではなく、起床時などの朝のうちに測定することをお勧めします。

①5本指タイプ
【サイズ】足の大きさで選んでおおむねOKです。
【ポイント】5指の間が蒸れないような設計の物をお勧めします。涼感タイプや遠赤外線効果タイプなど、季節に合わせて選べます。

②オープントゥタイプ
【サイズ】足の大きさは考慮されない為、SM(22~24cm)、ML(23~25cm)等の表記が多いです。一般的には足首周囲は強圧タイプが多いようです。
【ポイント】足指の蒸れが気になる方や、足指の締めつけが苦手な方、巻き爪や外反母趾などがある方にお勧めです。履き口部分がクルクルと丸まってしまうと、そこだけ過剰に圧迫されてしまい逆効果になりますので注意しましょう。

③ハイソックスタイプ
【サイズ】測定箇所は3つです。1つ目は、ふくらはぎの最も太い部分。2つ目は足首の最も細い部分。3つ目は床から膝下までの長さです。
【ポイント】3つの測定部位がありますので、どれもが自分の測定結果と一致した商品を探す事は難しいと思われます。表示サイズを見て、どちらにしたら良いか迷った場合は、中央値に近いサイズを選択するという方法があります。ご購入前には、お店の方に確認してみて下さい。また、足の甲や足の裏のむくみが強い方は、最も太い部分の外周をあらかじめ測定しておく事をお勧めします。使用後の比較として効果の確認が出来るのでBefore Afterが分かりやすいですよ。

④ふくらはぎだけのタイプ
【サイズ】③と同じ測定方法です。
【ポイント】こちらも寸足らずにならないよう、膝までの長さは丁寧に測りましょう。着用時は、履き口が丸まらないよう注意しましょう。

⑤ニーハイタイプ
【サイズ】③の測定方法✛太ももの最も太い部分を測定します。
【ポイント】大き過ぎる物を選んでしまうと、太ももの部分で二重に折って使用する可能性があります。これも過剰な圧力がかかってしまい逆効果ですので気を付けましょう。

⑥骨盤タイプ
【サイズ】⑤の測定方法✛お尻~太ももにかかる付近の最も太い部分を測定します。
【ポイント】美脚やお腹の引き締め効果を目的とした商品もあります。座った時にお腹が苦しかったり、あまりにもきつく感じる場合は、サイズが合っていない可能性もありますので、長時間の使用は避けましょう。

着用する時間帯による種類

例えば朝履いた着圧ソックス。帰宅するまで10時間位加圧している事を考えると、むくみを取りたい目的としては強い味方になりますね。このように、あなたの生活活動の時間帯に着用することが理想的と言えるでしょう。基本的に着圧ソックスは、ふくらはぎの筋ポンプ作用を助けてくれるサポート的な存在です。成果を出すために24時間使用することはお勧め出来ません。むしろ、圧力がかかり過ぎる事によって血流が悪くなる可能性もあります。

どうしても、むくみが辛くてたまらない、という慢性的な症状でお悩みの方には、就寝用の着圧ソックスはいかがでしょうか?就寝用の商品は、寝ている間に苦しくならないよう、着圧力も弱圧レベルで作られてあるタイプが多いようです。カラーバリエーションもパステルカラーなどのかわいらしい物が多く、見た目にも1日の疲れを癒してくれる事でしょう。

足のむくみ防止の靴下・着圧ソックスを着用する際の注意点

注意点

むくみ防止の靴下や着圧ソックスの着用時における注意点をまとめます。むくみを改善したいという目的で着用していても、誤用や過用によって全く違ったトラブルを引き起こすケースが少なくありません。「指先への影響は生じていないか」「血行障害などが生じていないか」「皮膚トラブルが生じていないか」「筋肉本来の力を抑えつけていないか」などをテーマに解説していきます。

足指のむくみ

ここではオープントゥタイプを例に取り、着用時の注意点を説明します。オープントゥタイプは、足指が解放される最大のメリットがあります。ただし、合っていないサイズを着用している場合に、重ね折りをしたり、いつの間にか履き口がクルクル丸まってしまったりすると、そこに過剰に圧迫がかかってしまい、足指がむくみ始めてしまう可能性があります。つまり、このような誤った着用法によって「むくみが指先に押しやられて移動しただけ」になってしまうのです。足指は身体の末端です。血のめぐりが元々悪くなりやすい部位でもあります。そこへ更に圧迫が加わると足指のむくみがどんどん増悪してしまうのです。足指の変色や、むくんだ指同士がくっついて重なり合ってしまう等の弊害も起こりかねません。そうならない為にも、履き口部分のチェックは非常に重要です。きつ過ぎると感じた場合はサイズが小さ過ぎる可能性が考えられます。速やかに使用をやめ、サイズを変更する等の対応策をとりましょう。

また「足を上げて寝てみては?」と聞いた事はありませんか?足指や足全体に溜まった血液・水分・老廃物・リンパ液等を元に戻すために用いられる方法です。なんとなく着圧ソックスが合っていないかも、と感じた場合は無理に使用を続けずに、10~15cm程度の高さを目安にして、足を上げて休息をとってみる方法を試し、少しでもむくみの改善に繋げてみてはいかがでしょうか。

血行障害やしびれが生じる

指に輪ゴムを巻いて締めつけた時に指先がしびれたり赤紫色に変色したりしますね。誤った着用方法をしてしまうと、これに似た現象が生じます。糖尿病や血行障害などの基礎疾患がある方は、着用前に医師への相談や使用指導を受けましょう。自己判断で着用する事により虚血状態(血液の流れが低下もしくは遮断される状態)が生じる可能性があります。短期間のうちに血管がつまるケースもありますので、着用時につらい感覚や痛み等の違和感がある場合は使用を見合わせましょう。また、ジンジンするようなしびれを感じたとしても、すぐに脱げる環境ではない場合もありますね。そんな困った時は、下記の方法で一時的にしびれを回避しましょう。

デスクワークの方は、こっそり靴を脱いでみましょう。靴を脱いだ場合は、足指でジャンケンのグーパーを繰り返す運動や、足首を上下に動かす事もお勧めです。もう一つデスクワーク時にありがちな例をあげますと、足を組む事も血行障害やしびれの原因につながりますので避けましょう。足を組む事によって圧力を一点にかけてしまうため、注意が必要です。一方、立ち仕事が多い方は、定期的に足踏み運動や爪先立ち運動をしてみる事をお勧めします。お昼休み等に着圧ソックスが脱げる環境が整った時には、すぐに使用をやめて血流の回復に努めましょう。

また、就寝用タイプを初めてご使用になる場合は、就寝の数時間前に試し履きをしましょう。もし、試し履きの段階で違和感を感じた場合、そのまま眠ってしまうのは危険です。寝てしまうと長時間圧迫が続いてしまうためです。血流が滞り、かえって足のむくみを増悪させてしまったり、この後に解説する皮膚トラブルの原因になる恐れもありますので充分注意をしましょう。

蒸れなどによる汗疹などの皮膚トラブル

日常的に着圧ソックスを使用していたら、足が蒸れたりかぶれてしまったり、痒みまで出てきてしまった…。そんなトラブルが生じた場合はどうしたら良いでしょうか?かぶれや痒み等は、もしかしたら化学繊維があなたのお肌には合わないのかもしれません。化学繊維でかぶれた経験がすでにある場合は、綿100%の着圧ソックスを選択されると良いでしょう。むくみを改善したいという目的で着圧ソックスを使用したところ、皮膚が荒れてしまうのでは本末転倒です。素材から商品選択をする事も非常に大切ですね。また、履き口のゴム部分は圧迫されやすい為、かゆみや湿疹等がみられる場合があります。蒸れに関しても、放っておくとニオイの元となる雑菌が増えてしまう可能性があります。場合によっては汗疹や、または水虫の原因になる白癬菌が発生してしまう可能性もあります。また、寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますね。就寝用タイプを着用されている方は、睡眠中の汗によって、気が付かないうちに蒸れている可能性もあります。蒸れによって皮膚の傷や毛穴から雑菌が入り、皮膚トラブルに発展するケースもあります。皮膚トラブルの原因を避けるためにも、普段からボディクリーム等をぬって保湿をしたり、入浴時に雑菌が繁殖しやすい足裏を丁寧に洗うなどのスキンケアを続けていく事も大切です。

足部に対する影響

着圧ソックスを着用する際の注意点として、サイズ間違いを含め誤った着用方法を続けていると、足自体の働きが悪くなってしまう可能性があります。具体的には、前述した足指のむくみの影響で「足の指が動かしづらくなる」事があります。足の指が動かしづらくなると、歩いたり立っている際に、足に踏ん張りが効かなくなってしまい、ふらつきの原因になってしまいます。このような状態にならないためには、繰り返しになりますが、適正なサイズの物を正しく着用することが重要です。万が一、着圧ソックスを着用していて足の指が動きづらくなった場合に行って頂きたい運動をいくつか紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。

【タオルギャザー】

タオルギャザー

①フェイスタオルを足元に広げ、その上に足を乗せます。
②足の指でタオルを掴み、タオルを手繰り寄せていきます。
③タオル全体を手繰り寄せることができたら、再度①②を繰り返します。

これを1日10~20回行いましょう。また初めて実施する方は、タオルが滑りやすい床の上で実施しましょう。

買い替えるタイミングとお手入れの方法

買い替えるタイミングとお手入れの方法

むくみ防止の靴下や着圧ソックスを使い続けているうちに、なんとなく着圧力が弱くなってきたような気がする時はありませんか?それはもしかしたら効果が出てきた証拠かもしれません。しかし、その一方で洗濯等により、着圧力が本当に弱くなってしまっていたら、それを毎日着用しているのは勿体無い話ですね。ここでは、買い替えのタイミングや、正しいお手入れの方法について解説していきます。

まず、買い替えのタイミングとしては、糸がほつれてきたり、穴が空いてしまったり、なんとなく着圧力が感じられなくなってきた時など、さまざまなタイミングがあります。それもそのはず、着圧ソックスには寿命があるからです。一般的な靴下のように洗濯機で普通に洗ってしまうと寿命が短くなってしまうのです。少しでも長持ちをさせるためには、購入時に記載されてある「洗濯表示」を必ず守りましょう。

洗濯機を使用する場合は、必ず洗濯ネットに入れて、弱めのコースで洗うようにしましょう。また、手洗いを推奨する商品もあります。これは、洗濯機のパワーで生地を痛めてしまうのを防ぐためです。手洗いの際はゴシゴシ頑張らず、出来る限り生地を痛めないよう、優しく押し洗いをします。脱水する際も、雑巾しぼりのように強くしぼらず、タオルに包んでタオルに水分を移すようにしましょう。

干す時には、形を整えて風通しの良い日陰干しにします。少し手間がかかるかもしれませんが、デリケートな商品である事を意識して、長く大切に使い続けられるよう心掛けたいですね。また、毎日着用したい方は、洗い替えの為に複数枚用意してローテーションで使用する事をお勧めします。一日頑張って働いてくれた着圧ソックスには、実は休養時間が必要なんです。蒸れの原因にもなる雑菌や足の皮脂汚れを洗濯で落とし、形を整えて干して休養時間を確保する事によって、足の太さに応じて伸びていた生地が元の状態に戻ることが出来ます。衛生的だけではなく、伸縮性・耐久性にも効果があります。むくみを改善していくためには、適度な運動やストレッチを習慣化するとともに、着圧ソックス等の心強いアイテムを上手に利用していきたいですね。

むくみが気になる場合、防ぎたい場合は専門家に相談しましょう

今回の記事では、むくみの予防策として着圧ソックスがあること、その種類と着用時の注意点について紹介させて頂きました。着圧ソックスは正しく着用できれば、手軽かつ効果的にむくみを予防することができます。しかし、むくみで悩まれている方の中には着圧ソックスだけではむくみを抑えることができない方もいらっしゃいます。むくみを抑えるための手段は、着圧ソックス以外にもリンパドレナージや運動療法、薬物療法などいくつもあります。まずは循環器科、内科など専門医のいる病院を受診し、むくみを抑えるための手段を相談していきましょう。

 

寺澤 慶大

ライター

寺澤 慶大

理学療法士

急性期脳神経外科病院での10年間の臨床経験をはじめ、デイケア、デイサービス等の介護分野での経験や自費診療、スポーツトレーナー活動など幅広い分野でのリハビリ業務を経験。現在は整形外科クリニックで運動器疾患に悩む患者様のリハビリに携わっている。「病名に捉われず、その人の本質的な運動機能を改善するリハビリを提供する」がモットー。理学療法士としての仕事は「趣味」であり「天職」。多角的な視野や思考を大切に考えており、常に新しい知見や考え方を取り入れながら日々理学療法士としての知識・技術を高めるべく研鑽を続けている。また、世の中の健康リテラシーを高めるためWebライターとしても活動。理学療法士としての知識や経験を元に、医療や介護に関する情報を発信している。
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保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。

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