お知らせ
脳梗塞リハビリBOT静岡のお知らせを随時更新していきます。
2019.09.14 脳梗塞のリハビリ
脳梗塞後遺症に伴う「しびれ」に対するリハビリ ※2019年9月14日更新
この記事の監修者
加藤 隆三
理学療法士
脳梗塞後遺症の1つに「しびれ」があります。とくに麻痺側の手足や顔面に出現しやすいです。当施設利用者様の中にも「しびれ」で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。麻痺した手足・顔面に「しびれ」があると、不快感を生じさせ、動く意欲さえ削がれてしまう方もみられます。一方で、脳梗塞後遺症以外にも「しびれ」を感じることはあります。
脳梗塞の後遺症によるしびれの改善事例(動画あり)
【動画あり】80代女性/脳梗塞/右片麻痺 リハビリによる「しびれ」改善事例のご紹介
脳梗塞の後遺症による右手のしびれ・痛みが脳梗塞リハビリBOT静岡でのリハビリで軽減され、右手に力が入りやすくなり、箸でつまむことが徐々にできている事例を動画を交えてご紹介しております。ぜひ動画をご覧ください。
脳梗塞の後遺症によるしびれの原因について
・正座をした後
・糖尿病などによる血行不良・神経障害
・圧迫骨折など脊柱に起こった整形疾患 etc…
これらも「しびれ」が生じることがあります。それでは脳梗塞後遺症に伴う「しびれ」はこれらと何が違うのでしょうか?当施設では脳梗塞後遺症に伴う「しびれ」は、脳梗塞特有の後遺症である『感覚障害』や 『運動麻痺』、『姿勢の崩れ』が影響していると考えています。『感覚障害』があると脳の中で正しく情報処理が行えません。結果、脳内で「しびれ」として誤認されやすいです。『運動麻痺』は「自分の意思で手足が上手く動かせない」状態です。そのため、力の入りにくい筋やこわばって固くなりやすい筋が混在した状態になっています。このような状態は血行不良につながりやすいです。
また、「選択的に筋肉を働かせる」ことができれば「正しい筋肉の感覚情報」を脳内に送ることができます。『運動麻痺』ではこれらが障害されるため「しびれ」につながりやすいと考えます。『姿勢の崩れ(姿勢コントロールの問題)』は、手足の動きやすさに影響するだけでなく、姿勢が曲がって捻じれてくることに伴う神経線維の圧迫を引き起こしやすく、「しびれ」が生じることがあります。また、『運動麻痺』をリハビリする上でも効率的な姿勢を身につけることは重要です。当施設は『姿勢の崩れ』、『運動麻痺』に伴う「しびれ」に対しリハビリを実施しています。『姿勢の崩れ』や『運動麻痺』に対するリハビリを経て、正しい運動パターンへ修正していくことが「しびれ」の改善に有効だと考えています。
このコラムをご覧になった方へのおすすめ
脳卒中と姿勢 片麻痺の改善に必要なこと
脳卒中と姿勢‐片麻痺の改善に必要なこと 2
脳梗塞の後遺症によるしびれの改善をご希望の方へ
脳梗塞リハビリBOT静岡では脳梗塞の後遺症によるしびれの改善のためのさまざまなメニューを用意しております。90分体験プログラムでその効果を感じて頂くのが最もおすすめの方法ですが、まずは一度相談を、という方には「専門家への電話相談」というサービスをご用意しております。以下フォームから必要事項をご入力頂くと、脳梗塞リハビリBOT専属の理学療法士から折り返しご電話をさせていただいております。ぜひお気軽にご利用下さい。
この記事の監修者
加藤 隆三
理学療法士
2012年に常葉学園静岡リハビリテーション専門学校を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は整形外科やスポーツ現場、介護サービスにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。介護現場ではお客様の生きがいや生活の質を高めることをコンセプトとした生活リハビリの業務に従事する。2018年から脳梗塞リハビリBOT静岡の所長に着任、脳梗塞の後遺症に悩まれている方のリハビリやご家族の支援も行う。また地域リハビリテーションにも力を入れており、介護予防教室を50回以上開催し、自立支援型ケア会議に参加している。その他、福祉用具専門相談員に対する講演や大学教授との共同研究等を行っている。地域の皆さんがいつまでも生きがいを持って生活できるよう、最善のリハビリを提供することを心がけている。